2017年02月03日
2月3日、八王子市生涯学習センター5階のホールにて、東京都南多摩保健所、八王子市保健所、町田市保健所主催の第17回南多摩保健医療圏 地域保健医療福祉フォーラムが開催。第二部『地域保健医療推進プランに掲げる様々な取組について』を主テーマとして、当法人の在宅事業部、めぐみ訪問看護ステーション看護師 富澤佐由理さんが『独居高齢者の看取り事例から、今後の地域の課題を考える』と題して発表を行いました。 はじめに多摩市の高齢化の推移や地域の特性をお話したうえで終末期の独居男性の事例を発表。課題として、終末期の精神面のフォローや看取り後の金銭等の調整、生活情報の引継ぎなどを挙げていき、入院から在宅での看取りまで連続して問題解決を図れる体制を整えることが大事であると伝えました。 その取り組み例として“公的な補助の有無や種類”に加え、最も重要な部分として“ご本人が何を一番大切に思っているか”“今後どうしていきたいか”“ご家族はどう介護していきたいのか”という生活情報を記入し、医療機関同士で引継ぎするために、めぐみ会で作成したツール『地域連携クリニカルパス』を紹介。 今後、近隣医療機関とのスムーズな課題解決に向けて、ツールの改善と検討を繰り返し行っていきます。
