医療法人社団 めぐみ会

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ドクターズコラム

2009年2月 1日

糖尿病の分類について

糖尿病のタイプには大きく分けて、「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他特定の機序疾患によるもの」、そして「妊娠糖尿病」の4つがあります。これらは主に糖尿病が起こる原因から分類されたものです。 

このうち、「1型糖尿病」とよばれるものは、体の中の膵臓という臓器から血液中に分泌される「インスリン」というホルモンの分泌がほぼ全くなくなってしまうもので、そうなると生命を維持する為には、体の外からインスリンを補わなくてはいけません。つまり、この「1型糖尿病」では通常インスリン注射による治療が必須となります。この「1型糖尿病」の多くは若年者に発症します。ただ成人になってから徐々にインスリン分泌の低下が進行していく場合もあり、「緩徐進行型1型糖尿病」と呼ばれるものもあります。通常、血液検査で抗GAD抗体などの自己抗体が陽性となり診断されます。 

次に「2型糖尿病」では、インスリン分泌の低下を主体とするものと、インスリン抵抗性が主体で、相対的にインスリンの不足を伴っているものなどがあります。日本では圧倒的にこの「2型糖尿病」と呼ばれる糖尿病が多く、主に複数の遺伝因子に、さらに食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣に関わる因子が加わって発症すると考えられています。このタイプの糖尿病は遺伝的な素因が深く関与しているため、家系内の血縁者に糖尿病の方がいる場合には特に注意が必要となります。「2型糖尿病」でも、血糖コントロールの為にインスリン治療が必要となる場合もあります。 

この他にも「その他特定の機序疾患によるもの」「妊娠糖尿病」があります。「その他特定の機序疾患によるもの」にはある特定の薬物が原因で起こってしまう糖尿病や、肝硬変といった肝臓疾患などから起こる糖尿病等が含まれます。「妊娠糖尿病」はその名の通り、妊娠中に起こる糖尿病です。 

もしご自身が糖尿病と診断されたら、どのタイプの糖尿病に入るか知っておくことも大切です。

糖尿病内科:奈部 浩一郎

担当クリニック:田村クリニック、南大沢メディカルプラザ

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