医療法人社団 めぐみ会

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ドクターズコラム

2021年5月13日

神経内科が扱う病気と症状

脳神経内科は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉に何かしらの異常がある病気を対象にしています。

では症状は、と言いますとこれはとても多岐に渡るもので、なかなかイメージしにくいと思います。

脳神経内科に受診される患者様の具体的な症状としては、

歩行するときにふらついて歩行できなくなってきた、めまい症状がある、手や足に力が入らない、しびれや痛み、勝手に身体の一部が動いてしまう、話そうとしても言葉が出ない、もの忘れなどがあります。

例えば、脳神経内科に受診されためまいの症状がある患者様の場合、その原因がメニエール病や三半規管の異常などの耳鼻咽頭科で扱う領域のめまいだったということはとても多いものです。

他にも、歩けなくなってきたということで脳神経内科に受診される患者様が、最終的に脊柱管狭窄症や坐骨神経痛という整形外科で扱う領域の病気であったりすることも多いものです。

あるいは、脳神経内科の外来に受診された患者様で、各種検査を行っても異常なく、最終的に心身症、つまり心理社会的ストレスを原因としてその様な身体の症状を引き起こしたと判断する場合もあります。その様な心身症は、心療内科あるいは精神科で主に扱う領域の病気になります。

この様に、脳神経内科に受診される患者様は最終的には他の科の領域の病気だったということもあるのですが、この様なお話をさせていただくと、ご自身の症状を「どの科に相談するか」、あるいは「この症状で脳神経内科に受診してよいのだろうか」と悩まれる場合もあると思います。

しかし、脳神経内科はその様な、いわゆる脳神経内科的な症状で悩まれる患者様が最初に相談する科として、お考えいただいてよいと思います。他の科の領域の病気であったとしても、治療可能と考えられる場合は対応いたしますし、また必要があれば専門とする科にご紹介したり、その時々に合わせて適切に対応していきたいと考えておりますので、あまり悩まれずに受診いただければと思います。

脳神経内科:勝又竜

担当クリニック:田村クリニック 南大沢メディカルプラザ

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